昨日の
「静岡市 政令指定都市へ」の話の続きです。
静岡市と清水市が合併した新「静岡市」が政令指定都市になり
その行政区名が「葵区」「駿河区」「清水区」になったという話でしたが
まあちょっとこちらを見てください。
「各区の紹介」
まず注目すべきはこの面積比。
駿河区の73.77km2に対して 葵区は1,072.46km2です。
実に14.53倍にもなります。
この比率というのは
東京都(2,102.39km2)に対する
神奈川・埼玉・千葉・群馬・栃木・茨城の合計面積(30,046.08km2)
とほぼ同じです。
これが同じ市に属する行政区とは驚きです。
ちなみに2003年10月現在の
「全国の区 面積ランキング」によると
現在ある特別区・行政区の中で最大の面積となっているのが
札幌市南区で657.23km2です。
来年静岡市が政令指定都市として始動したら葵区が文句なしの1位です。
今だってこの南区、2位の広島市安佐北区の倍近い面積なんですから。
ちなみに東京都特別区で一番大きい
大田区で59.46km2
全国で一番小さい行政区
大阪市浪速区に至っては4.37km2
葵区と比べてず~っと小さいように見える駿河区ですら
このランキングに入れたら17位です。
更に注目すべきはその人口密度。
駿河区の人口密度が2,810人(km2あたり)なのに対し
葵区は244人。
10倍以上の開きがあります。
具体的にこれがどういう数字なのかというと
全国で人口密度が一番高い都道府県は当然
東京都(5,516人)ですが
駿河区の人口密度は全国3位の
神奈川県(3,514人)より少ないものの
全国4位の
埼玉県(1,827人)よりははるかに多いのです。
それに対し葵区の人口密度は
静岡県全体平均(484人)の約半分。
行政区が県全体の半分の人口密度なんですよ!?
多分この辺のところが政令指定都市として静岡市がいかに特殊かということを
あらわしているんだと思います。
海も山も川も、都会も田舎も併せ持った日本一面積の広い市なわけですしね。
その特殊性をどうやって生かすか、
多分これからが市政の腕の見せ所だと思います。
ま、私自身の出身は静岡市でも清水市でもないんですけどね。