私は田舎者です。
もう上京して6年目にもなると
電車は5分に1本はくるものだと思うようになるし
「短い8両編成」という言葉に違和感を覚えなくなるし
どこに行くのだって大抵電車に乗ればなんとなかると思うし
地下を走ることにいちいち感動しなくなる。
でもね、都会にあって田舎っぽいほのぼのした電車を見ると
やっぱり嬉しくなるんですよ。
下高井戸と三軒茶屋を結ぶ「東急世田谷線」です。
電車は2両編成。
切符はなく料金はバスのように支払います。
都営荒川線のような路面電車の色合いは薄いのですが
時々大通りをまたぐときにびっくりします。
踏切がないんですよね。
普通に信号で止まります。
電車に合わせて必ずしも車が止まってくれるわけではないのです。
車の方にあわせて電車が止まることもある。
今までにも全国でこういう電車に出会ったことは何回かあります。
岐阜の赤い電車は市街地では信号待ちがありました。
京都や松山の路面電車も確かそうだったなぁ。
鎌倉の江ノ電も踏切無しに道路を横断しますよね。
でもこの電車、名前の通り
「世田谷」を走ってるんですよ。
初めて見た時の衝撃といったら!
一度ごらんあれ。
そしてご乗車あれ。
懐かしいような、ゆったりとした一時を過ごせますよ。
下校中の高校生の集団とかち合わなければね。